泣き止まない子供を泣き止ませるには?~切りかえことば~
泣き止まない子には?
小さな子供を育てているママやパパにとって、よくある悩みと言えば、何かの拍子で泣き出してしまった子供が、なかなか泣き止まない…ということがあると思います。
特に、イヤイヤ期に差し掛かった子供さんなど、手をかえ品をかえしてもどうしても泣き止まない。。。こんなことありますよね?
今日は、そんな子供を泣き止ませるとっておきの方法をご紹介したいと思います。
今は、新しい書籍も出ているようですが、私の愛読書の方を貼っておきますね。
講演も聞かせていただいた、湯汲英史先生の本です。
「触れる(さわる・ふれる)」新しい刺激を与えて、気持ちを切り替える
例えば、「いたいのいたいの、とんでいけー」とやる時。
痛いという刺激を忘れるように、他の場所を触って、元の痛いところを忘れさせるようにしますよね。
そうやって、「触る」という違う刺激を与えて、気持ちを逸らせることを、意識的に取り入れてみてください。
違う例も考えてみましょう。
小さな子供は、眠くなるとグズってしまうこと、多いですよね。
寝りに落ちるという行為は、意識と無意識の境を行ったり来たりする状態で、その意識の違いを上手にコントロールすることができない子供は、眠くなると怖くなり、泣いてしまうのです。
眠くなって、泣きぐずっている子供の背中を、トントンと優しく、リズムよくたたく。
これも、触るという刺激を与えることによって、眠くなる不安を軽減させることに役立っているのです。
「視覚・におい・雰囲気」で刺激する
他にも、新しい刺激で泣き止ませる方法はありますよ。
例えば、思い通りにいかないことがあって泣いてしまい、なだめてもなだめても、こだわってしまい、泣き止まないこともありますよね?
そんな時は、外に連れ出していくと、自然と笑顔になることもあります。
外に出ると、体に風を受け、においを感じ取ります。視覚的にも人や車などいろいろなものが見えることで、気持ちを切り替えることができるという訳なのですね。
そういえば、里帰り出産をしたとき、実家の母が、泣き止まない私のおぼっちゃマンを、涼しくて少し暗い部屋に連れて行って泣き止ませていたことも、この刺激を使っていたのだ!!と、改めて実感しました。
また、大泣きしてしまったおぼっちゃマンを、いつもと声のトーンを変え、ちょっと大きな声で「ほら!どうした!あ、はいはいはい…!」と抱き上げた時に、ピタッと泣き止んだ姿を見て、さすがばあちゃん~!と感動したものです。
嫌な気持ちを「楽しい気持ち」で刺激する
「触る」という直接的な行動の効果が分かってきたら、雰囲気や気持ちを「伝える」ということにも挑戦してみてください。
小さな子供や、気持ちのコントロールがうまくできないタイプの子供は、初めての場所や、苦手なことに取り組むときに、泣いてしまうこともありますよね。
そういう時には、信頼できる大人と一緒にやったりすることで泣かずにできることもあります。信頼できる人と一緒にいるだけで、力強い気持ちになり、少しだけ不安が取り除かれるのですね。
ちょっと年上のお兄さんがお姉さんと一緒なら、子供同士、気持ちの交換がしやすいので、うまくいく場合もあります。(場面によって色々使い分けて試してみるのもおススメてです)
そして、「誰かと一緒に」という状況をもっと効果的にするためには、一緒にいる大人(親しい子供)が「楽しそうに」することです。
落ち込んだ人がそばにいると、その場の雰囲気が暗くなり、なんだかシーンとしてしまうことがあるように、人の気持ちというものは、伝染しやすいものです。
同じように不安な子供も、そばにいる大人が楽しそうにしていたら、苦手なことに挑戦する気持ちが湧いてきて、うまくできてしまうことがあるのです。
いかがでしたか?こんな感じで、「違う刺激を与える」ということを利用して、むずがってしまう子供を安心させることができるはずです。
最初はどういう場面でやったらいいか分からなかったり、思ったような効果が出ないこともあるかもしれませんが、お子さんを「観察する」ような気持をちょっと持ちながら、あまり気負わずに、やってみてくださいね。